撮影した星の写真に何座が写っているか探す方法

外出自粛が続くので過去の星空写真にどんな星空が写っているのか探してみる方法をUPしました。
こちら
ステラナビゲータとかで探したりするのは天文ファンだけだろうから、フリーソフトを使用して探す方法。ついでに写真に星座線とか文字を入れる方法・・・こちらも天文ファンならフォトショップとか使ってるだろうけど、ちょとやって見ようというにはハードルが高いのでペイントとかの標準ソフトを利用してできる方法(^^;

以下ホームページ版とほぼ同じ内容です。

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撮影者:Y.Tanabe (以下著作略)

天文ファンでなくても星空を撮る人が増えてきた。ただ背景としての星空なのでちょっともったいない。その写真に星空とひとくくりにして、自分が何を撮っているのかわからないより何座が写っているかわかると、面白みが全然違うからだ。だからといって星座全部を覚える必要もないし、星座をきちんといれるて撮る必要もない。ただ星座を探す手がかり・・・特徴的な星列(星座など)が切れないように撮っておけば、その写真を見た人たちが、星座(星列)で季節を感じたり、古代から続く物語に思いをはせたりできる。その写真にづっと深みを与えてくれるはずだ。 撮影の再考にも非常に役に立つ!(後述)
 さて、撮った写真からどうやって星座を探すか? 俺が撮ったものだと星列優先の構図なのですぐわかってしまうので、SNSでパッと見どこだかわからない写真をお借りして(Y.Tanabeさんありがとうございました)何座が写っているか探して見た。

★背景の星座を探すの必要なもの(星座ソフト・撮影場所・撮影時刻・レンズ名)

探すのに必要になるのが星座・プラネタリウムソフト。フリーで何種類かある。ソフトはなんでもいいけど、方角・高度線グリッドができるこのならなんでもいい。本当は写っている範囲がわかる写角が表示できるものが望ましいけど、フリー(無料)で画角表示ができるんものはなさそう。有料版だと視野表示や画角表示ができるものがある。
参考→天文(宇宙/星座/プラネタリウム)フリーソフト100
今回は「Stella Theater Lite」を使用した。このソフトのグリッド(方角・高度線)は方角は15度刻み、高度は10度刻みで表示なので、一マスがだいたい135mm望遠レンズ 15°× 10°くらいだ。 50mm標準レンズは39°×27°で2.6マス×2.7マス各レンズの画角についてはWIKを参照

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次は写真の情報。重要なのが撮った方角と時刻。何ミリレンズで撮ったかだ。撮影情報はexif情報で確認できる。Macは標準純正アプリで、WIN10はだと写真を選択すれば右側に選択した写の Exif 情報が表示される。カメラ付属ソフトで更に詳細情報も見ることができる。GPS内蔵(もしくは追加)カメラだと撮った場所や方角も記録されてたりするけどまだ少ないので、撮った方角もメモして残しておきたい。慣れてくると広角で星空を大きく写した写真も撮っておくと方角の参考になるのでぜひ撮っておきたい。

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借りた写真なので撮影地を聞いて、堂の下の岩観音(那須町)をグーグルマップやストリートビューで確認した。メインの被写体堂の岩下観音の桜は確認できないので、参道の道筋から大雑把なあたりをつけた。やや西南西よりの西側を撮影していると思われる。撮影者本人なら、衛星写真から正確な方角を導き出せるかと思う。

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次に、Exif 情報で撮影時刻と使用レンズのデーターを確認。
撮影日時2020/04/06 20:11:59
レンズ EF24mm f/1.4L II USM
星座ソフト(今回はStella Theater Lite)に、撮影時刻を入力してその日を星空を再現。グリップを表示させて、24mm画角より一回り広い範囲を表示させる。24mmだと垂直53°水平73°なので、4.8マス×5.3マス。だいたい6マス程度がいっぱいになるくらいだ。撮影した方角と星座ソフトの方角を合わせてこれを縮小表示させる。横に写真も縮小表示で並べる。仰角はわからないので星座ソフトの水平と写真のこの辺が水平だろうというラインをそろえる。これで星座を探す準備が整った、後は地味に同じ星列がないか探すだけ(^^;
 
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方角や範囲を絞り込んだので並べてみると何座方向なのかだいたいわかるようになったと思う。あとはじっくりと星図と見比べて同じ星列(星座)を探し出すだけだ。デジカメでは明るい星も暗い星も思っているより差が出にくく星座の形で探すのは慣れないと至難の業。整然と並んだ三ツ星みたいな分かりやすい星列は意外と少ない。また天文ファン以外が撮ると景色優先なので、ランドマーク的な星列/星座は枠外だったりして見つけにくい。どちらかというと、まとまっている数個の特徴のある星の群れなんかを目印する方法がおすすめ。今回もこの方法で同定した。

●何が写っているかわかると次の撮影に役に立つ!
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わかりやすくするためフォトショップで、写真と星図を重ねた。お堂の後ろの星空はオリオン座で冬の星座が沈んでいくところだったのがわかる。もう少し早い時間や撮影位置を下げて後方の杉林の仰角を小さくできたら、金星+すばるや三ツ星などの星空が撮れたかもしれない。もっと遅い時間なら、ふたご座の双子星が後ろに入れることができた・・・・なんてことが推測できて、次回の撮影にベストのタイミングが探れて撮影の再考に非常に役に立ちます。
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どういうことかと言うと、(知ってるはずなのになぜか忘れている人が多いけど)星も太陽や月と同じ様に動いていて1時間に15度動くので背景に写っている星は時間で変わる。1時間早い時刻に撮影すればこんな感じ(上の写真=19時想像図)なんだけど薄明で実際は厳しいだろう。山の端が低くなるように対岸から撮影するのが理想的だけど、ストリートビューで見ると電線が邪魔で無理そう。あくまでも想像なので、現地で事前のロケハン(それも昼間)はかかせない。ついでに撮った写真は次回の参考にはなるけど・・・桜の時期と景色を照らしたほぼ満月の月明かりが揃わないと写せないし、金星とすばるの接近は8年に1度の現象なので次回は8年後だ。変わらないように思える星空はたえず変化していることをお忘れなく。
●写真に星座線を入れて楽しもう。
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Windowsの標準アプリのペイントを使うと、星座線や文字が入れられるしMacは「プレビュー」に作図機能がついている。ちょと面倒くさいけど「透明の選択」で透過文字も入れられる。
参考→ペイントの使い方
   →Macのペイントソフト

写真に星座線を入れると星空により愛着がわいてくきて、実際の星空でも星座を探してみたくなる。オリジナルの星座カードとか作りたくなるかも? 星の並びに星座を入れると妙に納得したり、これが?とつっこんだりとなかなか楽しい。ギリシャ神話とセットで楽しんでみるのがおすすめ。
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星座がわかってきて、その星座を調べるとそこにある見もの「星雲・星団」もわかるようになってくる。標準ズームでもかなりの数の星雲星団が写っていて、形がはっきりわかる大型のものもある。これらを探すのも撮った後の楽しみの一つ。

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いかがでした? 星空といっしょくたんにして背景扱いにしてるより、写真に写っている星座や星列がわかってくると、より一層面白いでしょう? 星座が切れないように注意してみたくなるかも? 星列を大事にして撮ると、風景優先とは違った構図・・・今までとは違う視点が得られるので、より深く写真が楽しめるようになりますよ。

ステラナビゲータ11
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