ターコイズフリンジ

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「ターコイズフリンジ」
地球の青空が月の縁を青空色に淡く染める(^^;
2011/12/10 23:57:28
主鏡35cm×0.75 F4.5 1.3秒 ISO:200 kissX3


本影の境はちょうど大気圏。でもって太陽光が成層圏(のオゾン層)を通過するとき、赤色光が吸収され、
青い光だけが直進して月面の縁を照らす現象で、月食の時の月縁がターコイズ色(淡い青空色)に見えることから、
ターコイズフリンジ=直訳でトルコ石色(緑がかった青。もしくはくすんだ緑がかった青で「ターコイズブルー」と呼ぶ)のヘリ(^^;
ブルーフリンジでもいいんだけれど、それだとレンズの収差と同じ名前になってややこしくなるので。

眼視では、明るい赤銅色の月蝕の時にだけ月の縁は青みがかって明るく見える。
赤銅色の月との対比で色抜けしたような感じというか色が飛んでるような感じのかなり淡い青。
レンガ色に見えるちょっと暗い皆既の場合は月の縁は明るめで黄色味を帯びて見える。

今回はよく見えていました。
肉眼でも皆既に入ったはずなのに月の輪郭だけがいつまでも青白く残っている感じで見えていました。完全に本影に入ると見えなくなるはずなんだけど、皆既中の月は暗所視よりは薄明視(中間的な明るさにおける視覚)のせいなのかもしれません。
皆既中の月は複雑な色もそのせいなのかも?

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2011/12/10 22:58
FC125×0.08 kissX3 2秒 iso:200


ターコイズフリンジは本影の境に見えるので部分食の時にも現れていて、
本影との境が青みがかって見えブルーベルトと呼ぶ人もいる。
眼視では食が進んだころに月の明るい部分を隠してみるとなんとなくわかる。
デジカメだと彩度の高いビビットモード(カメラによって、ダイナミックだのPOPカラーとか呼び名が違うが・・・)で撮るとよく写る。


肉眼で見ると皆既月食中の月は
写真のような鮮やかさはなく
灰色に赤胴色がちょっぴり足した感じ。
月の縁は灰色より明るくほんの少し青白く感じます。

見え方には個人差が、ものすごくあります。
その時の体調・天候・地球大気・食の深さ。
よく見えないぼんやり暗く見えるのも拍車をかけます。
複雑の要因が絡みかなり複雑な色合いというか
曖昧な微妙な色合いです。

これに色の記憶(その多くが写真で見た)が加算された脳内合成?
でより赤胴色に見えます(笑)
そんなことも含めて、皆既の色を楽しんでください。

写真といえばフィルム時代はターコイズフリンジなんて話題にもならず
言葉もなかったかもしれません。デジタルになって表現できるようになってからですね。それまでも同様の現象は観察されていましたが皆既中の複雑な色の一部としてとらえられていました。言葉ができるとより皆既中の月の見え方(注目点)がわかってさらに皆既食を見る楽しみが増えました。

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  • 赤くて碧い月食

    Excerpt: 今回は turquoise fringe が結構話題になったようです。turquoise fringe は地球大気のオゾン層の影響で現れるようです。 Weblog: Baldanders.info racked: 2014-10-15 01:22
  • ブルームーン皆既月食

    Excerpt: スキッとは晴れなかったけど、久しぶりに皆既月食の全行程を見ました。 まあ雲越しではあるけど・・・。 14年10月は皆既はOKで復円後半から曇り。15年4月は曇り。と皆既月食はいがいとあるけどな.. Weblog: 鹿角平天文台通信 racked: 2018-02-02 21:52